現在、－花と風と。－では【Fly to the Paris】と題し、パリにゆかりを持つ１８００年代の女性３名を表現したアロマブレンドから、お好きな香りをお選びいただき施術させていただいております。※期間限定 ２０１９．３/１６～２０１９．５/３１
わたくしにとって映画はたくさんの気付きをもらう存在。フランスや英国の伝記映画を夢中で観ていた時期がありました。マリー・アントワネットにジェーン・エア、ジョン・キーツ...etc。どれも実在した人物と思うと、使命を真っ当する輝きや偉大なる勇気を感じられます。
アロマセラピーにお詳しい方なら植物の香りひとつひとつに効能やメッセージがあることはご存じでしょう。そしてワインやブランデー、香水などブレンドした香りはトップ・ミドル・ラストというように、空気に触れることで幾度にも香りが変容していく。そんなたくさんの可能性と魅力を秘めたアロマの世界。
「L'etoile」・「Joséphine」・「Marie」 ３名のストーリーとメッセージ、そして植物のチカラとなる効能にて６０分～１２０分の施術中、映画観賞しているような体験を皆さまにおとどけしたいと思いました。
そして今回の制作には、［今この瞬間一つ一つがスパイスのような大切な時間、自由な感性に歓びを epice -aroma design-］さんのスペシャルサポートにより実現しております。やわらかに寄り添い心がほっこりあたたまる、素敵なepiceさんの世界を是非ご覧ください。
－左から「Marie」・「Joséphine」・「L'etoile」－
※フレグランスはアメニティーとしてサロン内にてご利用いただけます。
※同じ香りのエッセンシャルオイルにて施術いたします。
さて。【Fly me to the Paris】３つのストーリーから初回は［L'etoile－エトワール－］の世界をご案内いたします。上の画像のいちばん右。ステージの上で軽やかに舞う彼女の絵をなんとなく見たことがある…という方が多いのではないでしょうか。サロンでも「あ！この絵見たことあります。」といちばんにお手に取るお客様がとても多いです。
この絵画は１８７８年にフランスの印象派画家、エドガー・ドガが描いたものです。日本各地でも「ドガ展」はとても人気で、私も数年前に横浜美術館へ鑑賞に行きました。ドガはバレエを主題にした作品が多いことでも有名です。今回、現代から見たバレリーナ世界からドガの描いた［L'etoile－エトワール－］をインスピレーションに香りを構成しております。
［トップノート］
エトワールはバレエ界の星・スターの意味を持ちます。万人から愛される【オレンジ】と共に同じ柑橘の【マンダリン】からはこんなメッセージがあります。「あなたの内側にはひときわ輝きを放つ、あの一番星のようなきらめく才能が眠っている事を知ってください。その内側の輝きを信じる気持ちこそがあなたを世界へ羽ばたかせるのです。」【マンダリン】の香りは夢を実現させるべく、達成の道標としてオープニングに香ります。
マンダリンの「達成の道標」を辿っていくと【フェンネル】の香りが現れます。フェンネルは「達成させ希望と勇気を与える」意味持ちます。自分の中の不完全燃焼な部分を明らかにしながら、いつかの自分の限界を超えて表現していくクリエイティブなエネルギーを感じることができます。
その他のトップノート【オレンジスィート】
［ミドルノート］
ひっきりなしに舞台に立ち続けたエトワールには息苦しい緊張感や押しつぶされそうなプレッシャーの瞬間もあったでしょう。そんな「緊張感からの解放」に【ユーカリ】が香ります。ユーカリは開放的な海を連想させ、心に豊かな広がりを与えます。自分の中のがんじがらめな固定概念も、握りしめていたプライドも思いっきり手放すことで、新たな気持ちで次のステージに立てることを教えてくれます。
“ 踊れ 森の草原で 翼の生えた少女よ 踊るために生まれた子よ 愛せよ ただ踊ることだけを ” －エドガー・ドガ－
草原で踊るエトワールをイメージしたときに【ラベンダー】と【カモミール】が咲いていました。目標に直向きなエトワールからは純真無垢な少女のような心を感じます。忙しない毎日の中でとっくに見えなくなってしまったその心は、消えて無くなるなんて事はなく、誰の心にも永遠に存在しているのです。そんな可憐な花々と一緒に【マートル】には「純粋な気持ちを復活させる」という意味があります。純粋というのは、まれに幼いという意味に変換してしまうケースがありますが、真の純粋というのは「ありのままで愛される事を知っていて美しい愛を与え受け取る力」と変換します。むしろ、純粋は真実の自分を生きる事のできる強い存在であることに気付いていくのです。
何か、人には言えない悩みを抱えるのもスターとしてのエトワールの宿命なのかもしれません。この香りブレンドには大きくネロリが寄り添っています。「乗り越えられない試練はないよ」とネロリがささやくように、包み込むように香っていきます。
その他のミドルノート【プチグレン】
－現在はパリ オルセー美術館に所蔵されているエトワール－
※フレグランスはアメニティーとしてサロン内にてご利用いただけます。
※同じ香りのエッセンシャルオイルにて施術いたします。
［ラストノート］
孤独に悩み、それでも輝き続けたエトワールのエンディングには「自分を労わり大切にする」というメッセージ込められた【ベンゾイン】と、「理想と現実をつないでいる」存在であることを表す【ミルラ】の香りでステージの幕がおります。
この先のストーリーはあたな次第。
幾度にも重なり、広がる香りとメッセージの中から、あなたにとって大切な鍵が見つかるかもしれません。
【Fly me to the Paris】※期間限定 ２０１９．３/１６～２０１９．５/３１
［Body］or ［Body&Facial］のご予約でこちらの香りにて施術させていただいております。
⇒ サロンMENU
エトワールの世界を是非ご体感ください。
次回は『Marie マリー』の世界をご案内いたします。