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Joséphine

現在、-花と風と。-では【Fly to the Paris】と題し、パリにゆかりを持つ1800年代の女性3名を表現したアロマブレンドから、お好きな香りをお選びいただき施術させていただいております。※期間限定 2019.3/16~2019.5/31

 

香りが紡ぐストーリー、最後は「Joséphine-ジョゼフィーヌ-」の世界です。

・「L'etoile-エトワール-」の世界はこちら⇒ 【L'etoile】

・「Marie-マリー-」の世界はこちら⇒ 【Marie】

ジョゼフィーヌは1804年に、ナポレオンが「フランス人の皇帝陛下」として即位したと同時に「フランス人の皇后陛下」の称号が与えられました。その戴冠式の様子が描かれた絵画が最も有名となっており、現在はルーブル美術館に所蔵されています。

 

2月パリにて。これは見なくちゃとルーブル美術館へ向かったのですが...その時、その絵画が置かれた場所のみ工事中でビックリ!!ルーブルにて見る事はできませんでしたが、同じ作者制作の2枚目(レプリカ)がヴェルサイユ宮殿に飾ってあったため拝見することができました。

 

-左から「Marie」・「Joséphine」・「L'etoile」-

※フレグランスはアメニティーとしてサロン内にてご利用いただけます。

※同じ香りのエッセンシャルオイルにて施術いたします。


 

[トップノート]

楽園の意味を持つ【グレープフルーツ】はカリブ海の南部、マルティニーク島生まれのジョゼフィーヌにピッタリだと思いました。16歳の時にパリに嫁ぎますが、その時代の革命により夫は亡くなってしまいます。2人の子を持つ未亡人となったジョゼフィーヌ。グレープフルーツの香りは「混乱にとらわれる事なく、自分を責めずに幸福へアプローチする」そんな、心の楽園を見つけ出す香りです。

 

その他のトップノート【マンダリン】

 

[ミドルノート]

【クラリセージ】は美しい青空を覆ってしまったどんより雲をぬぐい去る香り。ジョゼフィーヌはナポレオンと出会い、心に美しい青空を取り戻していきます。ナポレオンの猛アタックにより出会って1年で結婚しますが、結婚後もナポレオンが遠征中にジョゼフィーヌに送ったラブレターは現在する物だけで200通以上。一方でジョゼフィーヌが返信したのはほんの数通だったとエピソードがフランス史に刻まれていました。

 

「穏やかな自分に戻る」という意味と共に【プチグレン】がほがらかに香ってきます。田舎の家を探したジョゼフィーヌは、当時の館にしては簡素で古いマルメゾン城を選びました。夫がエジプト遠征中に許可なく即決し、古くこじんまりした城にナポレオンは激怒。その勢いで法廷にこんな一文を追加したそうです。「婦人は夫の許可なく古い館を買わないこと」とても微笑ましいエピソードだなと感じました。そんなマルメゾン城も、ジョゼフィーヌの優雅でモダンなセンスにて思い思いに整えたところナポレオンはすっかり気に入ってしまったそうです。

 

- 窓からの光で左が少し反射しておりますが、ヴェルサイユ宮殿所蔵のレプリカです。大きさは約6m×10m -

 


カリブ海の南島で生まれたジョゼフィーヌをイメージし、南国でしか育つことのできない植物【ゲットウ】と【プルメリア】をブレンドしています。この2つの香りは全く違うものになりますが、どちらも「陽気な明るさ」を感じる香りです。またプルメリアの5枚の花びらのうち1枚は「忍耐」の意味があります。皇后として教養を学ぶ事をおこたわらなかった努力家な一面により、国民の支持を得ていたのだそうです。

 

【ローズ】はジョゼフィーヌを最も象徴する花として有名です。マルメゾン城に作った庭園も過去の主流とは大きく異なりました。巨大な温室で世界中の植物を育て250種類ほどのローズが植えられたバラ園もつくりましたが、それらをただ収穫するのではなく、植物学者・園芸家・画家を招き研究の援助の場としたのです。以後、モルドゥーテの作品はフランス史の中で最も貴重な資料となりました。バラの新種も誕生し「エンプレンス・ジョゼフィーヌ」と名付けられています。

 

その他のミドル【マジョラム】【ゼラニウム】【ジャスミン】

 

-身に着けたアクセサリーはCHAUMETのオートクチュールとして美術館なに所蔵されている。

※フレグランスはアメニティーとしてサロン内にてご利用いただけます。

※同じ香りのエッセンシャルオイルにて施術いたします。


 

[ラストノート]

また、ナポレオンも次々と武勲を手にしていった事によりジョゼフィーヌは勝利の女神としても親しまれました。【モミ】は互いに影響を与え合い、それぞれ輝きを放った印としブレンドしました。モミはナポレオンの戦い続けた勇ましさともリンクしています。

 

ラストは「新たな一歩」となる【フランキンセンス】が香ります。ナポレオンが退位に追い込まれてからも熱心に援助し続けたジョゼフィーヌ。一番の相談相手として晩年は過ごしたそうです。「新たな一歩も愛と幸せに溢れます」とフランキンセンスが存在感を放つように香るのを受け取ってみてください。

 

重なる花々が豊かに香る「Joséphine」から大切な鍵をみつける旅へ。

是非ご体感下さいませ。

 

【Fly me to the Paris】※期間限定 2019.3/16~2019.5/31

[Body]or [Body&Facial]のご予約でこちらの香りにて施術させていただいております。

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